伝統的建造物の修理現場見学会(豆田町)
2011/11/27
古い町並みが残る日田市豆田町。
『ようかんやさん』 http://www.youkanya.co.jp/
豆田地区の紹介を一番最初にインターネットで紹介したのも赤司さん。羊羹だけでなく、ネットの達人でもあります。
天領の時代の町並みをそのころの建物だけでなく、当時の配置も良好に残っているということから、平成16年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
そして、現在、その中のいくつかの建物の修理が行われています。
日田市の文化財保護課では、27日、この修理現場を見学できる「見学会」開催。現場ということで、限定で15名まで。およそ2時間の見学会です。
そのうちの一つが、日田の人は誰もが小さいころから必ずどこかで食べたことのある赤司羊羹。その赤司家が現在、修理をしています。
現地では、修理を実際に行っている職人さんからこれまで使われてきた建物の部材が紹介され、参加した皆さんは熱心にメモを取る人も。
ここ赤司家は、推定で明治20年ごろの建物で、修理には、構造の補強た一部取替えなどで2年もかかります。
古い木造建築ですので、これを修理する職人さんも最近は少なくなって、大変な作業です。外壁は、竹の下地を使い漆喰仕上げ、屋根瓦も葺き替えて建具の復原まで行うということで、修理が終わるのが楽しみです。
この日は、全部で4箇所の現場を回っています。
参加した方も、「実際に細かなところまで見たことがないですよね」などと話していました。
私には、ずいぶん昔、高校の授業や実習で出てきた「追掛大栓継」が懐かしく見えてしまいました。
しかし、すごいごっつい骨組みの木造建築を見せていただきました。このための補強もすごい!「これでもか!」って感じのものでした。
ちなみに、赤司さんは、私自身親しくさせていただいています。現在は、横の仮店舗で営業中。先代からの羊羹の作り方を一切変えないで続けていくというのが赤司さんの基本的な考え方。
おかげで、私たちも子供のころの懐かしい味に触れることができます。
時々、贈り物などと一緒に家族用も買って帰ります。
赤司さんちのホームページは、こちらです。