古くからの友人で職場の先輩でもある方。小林さんが開いている喫茶店にいつか立ち寄ろうと思いながら、ようやく伺うことができました。
ずいぶん前から音響には『うるさい』おじさんだったけど、行ってみて驚きやら感激やら、いい時間を過ごさせていただきました。
訪ねたのは、日田市の三隈川を望む、鏡坂展望台のすぐ下の国道沿いにあるMusic Cafe 「香音の丘」Kaon-no-okaという喫茶店です。最近、喫茶店自体が少なくなった日田市ですが、ここまで音響機器を揃えた喫茶店も日田市のみじゃなくて、なかなかないのでは、、
私は、特に音響マニアということではないんだけど、遠くは関西方面からの客さんも見えるということです。
店内は、大きなスピーカーが座って傍らに目を向けると、昔なつかしいレコード盤、、と思いきや、中身は私が生まれる前のものなどがずらり、、、
中でも、SP盤と言われるレコード。LPは、よく目にしていたけど、、ターンテーブルにセットすると、回転数は『78』。78回転?そういえば、子供のころに見た記憶が。
一時期、コンポーネントステレオとかいうものが発売されて、流行に弱い私は買ったことがあり、まだ、ターンテーブルだけ残ってる。Shureのカートリッジをつけたまま、たぶん動かない。それには、33と45としか回転数はない。
そして、そのSP盤を聞いてみるとクラシカルな響きではあるが奥行きがある音響にびっくり。あの「シャリシャリ」というレコード独特のノイズがいい!(本当は、ノイズじゃないみたいだけど)
日本の古い曲も復刻版だけど聞かせていただいた。「音響システムは、見る人が見ればどんなものかわかるものだよ」っていう小林さん。ターンテーブルにむき出しになった真空管のアンプ、そして、すでに生産されていないスピーカー、そして古い時代の音源。
モノラル録音からステレオ録音されたものなど、その時代の楽器の音色に包まれる空間、音響のマニアの方にとってはたまらないものかもしれないけど、そんなこと知らなくても古き時代のクラシックなどを楽しめる。古い音楽だけど新鮮に感じる空間でした。
Music Cafe Kaon-no-oka -香音の丘-
日田市上野町国道212バイパス沿い
営業時間は、13:00~19:00だけど、早めに閉めることがあるよ。ホームページは、http://homepage3.nifty.com/site-kifujin/index.html