筑後川水系赤石川に建設中の大山ダムが試験灌水で最高水位に到達したことから、一般に公開されました。
昨年5月から試験灌水を始めて、3月24日、一般公開日の前日の夜10時過ぎに最高水位(洪水時最高水位)の259mに達したものです。(水位=標高)この最高水位に達して非常用洪水吐きから水が流れ出すというところで、一般に公開したものです。
一般の見学者と招待された地元の関係者などたくさんの人が訪れました。
試験灌水では、100年に一度といわれる洪水時最高水位まで灌水を行って周辺調査などを行うというもの。この時点で、非常用洪水吐きのから5センチメートルほどのところまで水が灌水、毎秒約2トンの水が流れ出している状態ということ。最高水位は、259mで、平常時の最高水位は、245m。
このあとは、徐々に水位を下げていき、最低水位の206.2mまで下げていくということです。最低水位になるのは、今年の7月ごろ。
訪れた人は、洪水時の最高水位ということで、見ることができない景色、それも洪水時では考えられない好天の中ということで、記念撮影をしていました。
大山ダムの本体工事はほぼ完成して、周辺整備などが行われています。本体の共用開始は、平成25年4月から、ダム堰堤は、車は通行できないということですが、すぐそばに駐車場も用意され、堰堤の上を歩いて見学することができるようになるということ。
平成24年度(平成25年3月まで)に完成予定で、通常は、工事現場等には入ることはできませんが、前津江町に向かう県道からダム堰堤がきれいに見えます。
大山ダム関連のホームページは、
大山ダム建設所 -独立行政法人 水資源機構-で。