今年の祇園には、家族が大和町のお手伝いに行ってる事から大和町に曳山行事に行って見ました。
まずは、隈地区の八坂神社に参拝。大和町、三隈町の山鉾はこの神社の神事。子供のころ母の実家が市内で、よく長い距離を歩いて参拝に来たもの。今年も病気をしないで元気でいられるようにと、、、
日田祇園は、隈地区のほか、豆田地区の八坂神社と若宮地区の若宮神社の神事。このほかの地区にも八坂神社があり、同じような神事が行われていたんでしょうね。
とにかく日田の夏は暑い!その一番暑い時期に行われるのがこの神事。厄除けと同時に暑気払いというのもありますよね。
曳山行事もこの神社を出て、大和町・三隈町の山鉾は、それぞれの町内をくまなく回るという行事です。
(国の重要無形民俗文化財に指定されています)
町内を巡行する大和町の山鉾。正面からの今年の華題(げだい)は「碁太平記白石噺」、見送りといわれるきれいに刺繍された垂れ幕は、明治39年に制作されたもの。
おまつりとなると子供たちの出番!って感じで、こんな時から祭りに参加できるって楽しそうです。
この祭りも高齢化などで地元の人たちだけでは巡行ができないということで、地域の人以外からも手伝いできる人がたくさんいます。
祇園開催地区の友人で、遠くに就職してもお盆や正月には帰られなくても、この祇園だけは、長期の休みを貰って帰ってくるって人がいたけど、もう運行の役員みたいになってます。この子達もそうなんでしょうね!
町内を巡行する山鉾。見せ場の一つは、交差点などで方向を変えるときです。
「棒鼻」といわれる人たち。ベテランの人達が担当するところですね。重さ3~4トンの山鉾の前輪を浮かせて方向を変えるわけですから、思わず見ている人も力が入ってしまいます。
隈地区八坂神社前に三隈町・平成山鉾と並んで、この日の午前中の行事を終了。
最後は、夜の札の辻。
4基の山鉾が集結して、それぞれに方向転換をして戻っていきます。この方向転換で何回も回転するところが見どころ高さ10メートルを超える大きな山鉾が揺れるたびに大歓声です。
最近は、その回転する回数が制限されたとか。
ちょうちんの灯りが左上の大和町の明かりが白いのは、LED電球。省電力化ということですが、これが、ビデオカメラ、特にプロ用のカメラには大変なんですね。色温度の違いから、通常の裸電球にあわせると「真っ青」な状態で写るんです。
ある放送局のカメラマン曰く「サイバー山鉾」、やはり昔ながらの電球、本来はロウソクの灯りだったものだと思いますが、それに近い灯りが、温かみがあるのかな。