最近、イノシシ被害に悩まされているのは、この地域だけのことではないと思います。
これまで、イノシシが出てくることのなかった、民家の近くまで出てくるようになって、これまで被害を受けることのなかった、水田や野菜畑、時には家の庭先のプランターまで荒らされてしまいます。
水田にしても野菜畑にしてもその収穫直前に荒らされるから生産者はガックリの度合いも大きいこと。ついに、地域全体を防護柵で囲むことに。
防護柵の資材は、国に援助してもらって自分たちで設置するという方法で、今回、設置するのは延長で1,200m。農地関係者のみんなで毎週末を利用して設置中。
自分たちで出来るだろうか?なんていう心配よりも、やらなきゃ農産物がだめになる!ってことで、とにかくやろう!、、とやってみるとなかなか出来るじゃない!
一日に多くの人が集まれば100m以上進むので、一ヶ月ほどで終わるかも。
柱を丈夫に打ち込むのに石にぶつかるとドリルを使って穴を開けたりなど、場所によっては時間のかかるもの。でも、やらなきゃやられるって感じで、みんな頑張ってます。
しかし、どうしてこんなにイノシシが民家近くまで出てくるのでしょうね。山の中に食べ物がなくなったのか?イノシシ自体の数が増えたのか?
家庭菜園を楽しみながら野菜作りをしているお年よりも多く、「今度の野菜は綺麗に出来てる」なんて話をしていて、翌朝、畑に行ってみると掘り起こされた上にグチャグチャにつぶされたものを見ると収穫の楽しみを一気に崩されてガックリと肩を落とした姿を何度も目にしていました。
これで、被害がなくなればいいんだけど、、、
一方で、「集落を防護柵で囲んでしまって、逆に自分たちが柵の中にいるような変な気分だ」なんて、冗談をいいながら作業をしています。
まさに、進撃の巨人の外壁みたいだ、、、なんて冗談も言いながら作業も楽しく進めています。