日田地域では、柚子がたくさん生産されていて、柚子胡椒などは、お土産としても人気の商品でこちらもたくさんの種類が販売されています。
でも、今年は、裏年?なのか、私の家にある柚子の木の状態は、平年の1割ほどで黄色くなる前は、探さなければ見つからないような、、
ようやく色づいて目に付くようになりました
そんな貴重な柚子ですが、皮を使って「フローラルウォーター」(芳香蒸留水)なるものを作ってみようとチャレンジ!
使用したゆずは、数がないので73個。「ホーム蒸留器」に皮の部分を入れて蒸留水を採取するわけですが、実際には柚子酢を絞った残りでも大丈夫かと、、、
今回は、搾ったあとの残りの皮ではなく、収穫後のそのままの状態で蒸留器に、
蒸留器の高さの下から2~3cm程に水を入れてその上は、柚子の皮を細かく刻んでほぼ満杯に入れて火にかけると、中の温度が100度になったとほぼ同時に蒸気が冷やされて、水滴が出てきました。
採取したのは、300cc程度、三角フラスコに出てきた蒸留水を見ると、上の方に油分が見えています。ゆずの精油(エッセンシャルオイル)です。
この精油の部分をスポイドで取り出して、その香りは、、、すごい!爽やか!です。
写真で香りが伝えられないのが、ほんとに「何とかできない!」って言うくらいいい香りです。
この部分を取り出した、下の部分の液が芳香蒸留水になります。
こちらも精油ほど香りは強くないけど、柑橘系とはすぐにわかるいい香りで、スプレーボトルに入れてみました。
実際に販売などは考えてのことではありませんが、家族で手に吹き付けて乾くとスベスベになるので、使ってみます。販売等は、「芳香剤」としては、できるということですが、肌に使用するには、薬事法などの関連でアウトです。(許可などを取れば別でしょうね)
この芳香蒸留水ではなくて、「精油」(アロマオイル)をいかに効率よく採取するか?ということで、熊本大学の研究室で実験中でもあります。今年も日田の柚子を使って実験していただけるということで、その結果も楽しみです。
今回のテスト、教授が「オイルはそんなに取れないよ」って言ってましたが、わずかの量でした。でも、自分で試してみたいと、、、その動画はYouTubeでも公開しています。
「ゆず胡椒発祥の地」としているのは、天ヶ瀬温泉です。
今月末からは、柚子風呂を楽しめるイベントも開催されます。