水の大切さや水資源開発の重要性などに関心を高めてもらおうと1977年(昭和52年)に始まった水の週間 毎年8月1日を水の日として、1日から7日までが、水の週間。その最終日。 午前10時に大山ダムインフォメーションセンターに集まって、見学会の始まり! この日は、午前と午後の2回が行われ午前の部には40名を超える人が集まって、2つの班に分かれて見学しました。 尚、このインフォメーションセンターは、現在、閉鎖中です。本見学会のみに使われた。 | |
私は、バスの1号車でダムの下から見学、ダムの真下にいくとさすがに大きい。 筑後川水系にあるダムでは、堰堤の高さで最も大きいのは下筌ダムの98メートル、その次に大きいのがこの大山ダムで94メートル、ということで真下に行くと“聳え立つ”という感じ。 ダム直下には、発電施設もあり、最大出力520kw。一般家庭でいうとおよそ1,000世帯分の発電ができる。この電力は、ダム自体で使用するとともに売電される見込み。 | |
このダムには、放流するためのゲートがない!今年の5月10日から、試験灌水が行われ今は、通常の満水状態。満水になるとオーバーフローの状態で水があふれて出て行く。 出て行く水の穴は、最大でも120トンで調整されることになる。通常満水の245mに達すると流れ出すというもの。 遠くから見て、水の流れる溝があるかと思ったけど、ダムのコンクリートの壁にそのまま沿った形で流れ出しているんですね。そんな不思議なことではないか!? |
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そして、ダム本体の中へ、、、涼しい! ダムは、その形そのものが一つのコンクリートの塊!?、、、そんなことは、ありえないですよね。ブロック状のものが並べられてダムの形状になっているということで、実は継ぎ目があるということになる。 その継ぎ目には、水が漏れないようにゴムパッキンのようなものがいくつかの層を作るようにしているが、それでもわずかに水が漏れる。 その漏れた水が、このダム堰堤の下を流れている。水の流れる音が聞こえる中での見学です。 | |
最後に、ダムの上に、、、現在、試験灌水、10月1日からは、さらに水位を上げて洪水時の最高水位259mまで上げていく。現在の水位から14メートル上げる。 この試験灌水では、ダム本体の状態の確認やダム湖の周囲のチェックが行われ、平成25年(2013年)4月に供用開始。 想定される最大流入量690トン毎秒に対して、最大放流量120トン毎秒で洪水調節が行われる。 もちろん、供用開始後は、この見学している場所には、誰でもくることができるようになる。 |
今回の見学会でいただいた参加記念絵葉書です。
大山ダムの建設では、最初の調査の申し入れが大山町(当時)にあったのが昭和54年(1979年)ですから、
それから、供用開始の平成25年までとなると、30数年で完成したというこよになるんですね。
当初のダムの名称は、『赤石川ダム』。その後平成元年に『大山ダム』に名称変更。
ダム計画の始まる前年、このダム湖を含めた両岸の地域の土地の境界などを調べる地籍調査を終了したばかりでした。
私もその仕事していたのです。この周辺は隅から隅まで歩き回ったのだけど、、、
ダム直下では、まだ残る以前の光景が思い出せるところもあったけど、
ダム湖が出来た場所ではなかなか以前の場所を思い出せないものですね。